平成28年3月号 艦隊コレクションbR(現用艦船キットコレクション2)  

エフトイズの現用艦船キットコレクションのシリーズもVol.1、Vol.2に続いて、今年1月25日にVol.3が発売されたので、海上自衛隊の護衛艦や輸送艦のラインナップもますます充実してきました。
本当はVol.3が出る前にVol.2をアップしようと思っていたのですが、制作の方が発売に追いつかなくて、うれしい悲鳴を上げています。
ということで、今月は急いで完成させた現用艦船キットコレクション2を発表します。

(「コレクションボックス」の「艦隊コレクション」のコーナーもNo.3まで来ました。「艦隊コレクション」とは、横須賀の記念艦「三笠」で現在開催中の「艦隊コレクション」にあやかってつけたもので、
このコーナーではフルハル作品を展示していきます。これとは別に洋上モデルは情景風に紹介していきますので、どうかどちらもご愛顧のほどよろしくお願します。)

現用艦船キットコレクション2のラインナップは、「DDG171 はたかぜ」(前列右)、「DDG174 きりしま」(前列左)、「DD115 あきづき」(後列右)、「LST4002 しもきた」(後列左)の4隻。
まずは集合写真。
 

つづいて各艦の紹介。

bPは2012年に竣工した最新鋭汎用護衛艦「DD115 あきづき」。
 

「あきづき」は、汎用護衛艦としては「はつゆき」型、「あまぎり」型、「むらさめ」型、「たかなみ」型に続き第五世代にあたる「あきづき」型のネームシップ。
同型艦は「てるづき」「すずつき」「ふゆづき」の3隻。

基準排水量 5,050t 全長 151m 全幅 18.3m 速力30ノット
 兵装 Mk45Mod4 62口径127m単装速射砲1基、CIWS20mm機関砲2基、90式対艦ミサイル4連装発射筒2基、垂直発射機(VLS)32セル(ESSM対空ミサイル、VLA対潜ミサイル)1基、3連装短魚雷発射管2基、SH-60K対潜ヘリ1機

bQは最後の従来型ミサイル護衛艦「DDG171 はたかぜ」。
   

「はたかぜ」型は、「たちかぜ」型3隻と合わせて8隻のDDGを四護衛隊群にそれぞれ2隻づつ配備する予定で5隻の建造が計画されたが、
東西冷戦構造下のソ連軍の軍備増強に対して洋上防空体制の強化が課題となったため建造は2隻で打ち切られ、その後はイージス艦に移行した。
そのため「はたかぜ」型と「こんごう」型は同型艦でないのに艦番号が連続している。
  DDG-171  はたかぜ、DDG-172 しまかぜ、DDG-173 こんごう、DDG-174 きりしま

基準排水量 4,600トン 全長 150.0m 最大幅 16.4m 速力 30ノット
兵装 Mk13Mod4スタンダードSAM単装発射機1基、73式54口径127mm単装速射砲2基、ハープーンSSM4連装発射筒2基、74式アスロックSUM8連装発射機1基、Mk15高性能20mm機関砲(CIWS)2基、
    68式324mm3連装短魚雷発射管2基

bRは初登場の輸送艦「LST4002 しもきた」。
  

3隻建造された「おおすみ」型輸送艦の2番艦で、同型艦は「おおすみ」「くにさき」の2隻。
基準排水量 8,900トン 全長 178.0m 最大幅 25.8m 速力 約22ノット
搭載量 トラックなど車両約60台、90式戦車10両
兵装 20mm機関砲(CIWS)2基、LCAC(ホバークラフト型の揚陸艇)

bSは、現用艦船キットコレクションVol.1に登場したイージス艦「こんごう」の姉妹艦「きりしま」。
 

基準排水量 7,250トン 全長 161m 最大幅 21m 速力 30ノット
兵装 Mk41スタンダードSAM61セル垂直発射装置(VLS)1基、Mk41スタンダードSAM/アスロックSUM兼用29セル垂直発射機(VLS)1基、OTOメララ54口径127mm単装速射砲1基、
    Mk15高性能20mm機関砲(CIWS)2基、ハープーンSSMまたは90式対艦ミサイル4連装発射筒2基、324mm3連装短魚雷発射管2基

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