今月もガチャガチャコーナーで優れものを発見した。
葛飾北斎「富嶽三十六景」から5つの作品が額に入って出ていた。
わずか縦3.5p、横5pのミニチュアサイズながら、アップにしてもこの出来栄え。
神奈川沖波裏。
北斎の傑作中の傑作。日本史の教科書にも必ずといっていいほど出てくる有名な作品。
凱風快晴
こちらも有名な作品。「赤富士」と呼ばれている。
山下白雨
凱風快晴の「赤富士」に対してこちらは「黒富士」。富士山の裾野に広がるのは積乱雲と稲妻。
深川万年橋下
隅田川にかかる万年橋。アーチ状の橋の下に見える三角形の富士山。この構図が素晴らしい。
尾州不二見原。
丸い桶の中から見える富士山。よくこんな構図を考えたものだと、ひたすら感心してしまう。
富嶽三十六景は最初に出版された三十六景が好評だったので、のちに十景が追加され四十六景になった。
今回このシリーズで出たのはそのうちの五景だけなので、続編も期待したい。
それに、歌川広重の東海道五十三次や名所江戸百景なども出てくるといいのだが、と欲張ってみたくなる。