平成29年8月号 進化するガチャガチャ(鳥獣戯画)
こう毎日蒸し暑い日が続くとビールでも飲まないとやってられない。
シャワーを浴びてさっぱりしたところでビールをグラスに注いで、さて一口、と思ったところ、グラスのふちにはなんと鳥獣戯画に出てくる
玉座(?)に座ったカエルが「いったい、いつになったらこのコーナーで紹介してくれるんだ。」とばかりに座っている。
「わかった。わかった」ということで、今月はコップのふちにちょこんとひっかかる奇譚クラブ・PUTTITOシリーズを紹介しよう。
こちらは相撲をとるカエルとウサギ。これはウサギが投げ飛ばされているシーンだ。
続いて枝を持って逃げる猿と烏帽子をかぶった猫。
ウサギと蓮の葉の傘をもったカエル。
「どうだ」とばかりに全員集合。
ここまでしっかり紹介したのだからもういいだろう、ということで、ようやくグラスにビールを注ぎ、乾杯!
本物の鳥獣戯画は、平成26年に京都国立博物館で前期展示、平成27年に東京国立博物館で後期展示と、京都と東京にまたがり、二年越しで甲巻、乙巻、丙巻、丁巻を全巻見ることができた。
動物たちの描写が生き生きしていて、理屈抜きで楽しめる作品だった。
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