平成31年2月号 チョコエッグ戦闘機1(初の国産ロケット戦闘機「秋水」)
チョコレートやクッキーでおなじみのフルタ製菓のロングラン商品が「チョコエッグ」。
タマゴ型のチョコを割ると中にカプセルが入っていて、カプセルの中にはポケモンやスーパーマリオ
はじめ人気のキャラクターが入っている楽しい食玩なので、一度は買われた方もいらっしゃるのでは。
そんな人気の「チョコエッグ」ですが、かつてはミリタリーファンを楽しませてくれる「戦闘機シリーズ」
があったのはご存じでしょうか。
2002年に始まった第1弾から2010年まで全部で8シリーズ。
最初はジェット戦闘機が主流でしたが、ヘリコプターや第二次世界大戦中の戦闘機、さらには複葉機
まで加わって、気軽に航空機コレクションを楽しむことができました。
「チョコエッグ」の過去のシリーズはフルタ製菓ホームページ「チョコエッグ博物館」で見ることができます。
「チョコエッグ博物館」
タマゴ型のチョコの中に入っているのは、大きさ4pほどの小さなカプセル。
中をあけてみると、細かいパーツと説明書。
そして、サクサクと組み立てると、ブラックバニーバージョンのF-14トムキャットの出来上がり。
専用のスタンドもついていて、その上、こんなに小さくてもトムキャット独特の可変翼の主翼が可動するという凝りよう。
こんな手軽に机上のコレクションが集められる戦闘機シリーズ。今までコレクションボックス
に入れて飾っていたので、今月から少しずつこのコーナーで紹介していきたいと思います。
【チョコエッグ戦闘機1(初の国産ロケット戦闘機「秋水」)】
チョコエッグ戦闘機シリーズの第1弾はずんぐりむっくりした機体が特徴のロケット戦闘機「秋水」。
ドイツのMe163コメートの設計図をもとに、B-29迎撃の切り札として陸海軍が共同で開発した「秋水」。
敗戦直前の昭和20(1945)年7月7日に旧海軍航空隊の追浜飛行場で試作機による初飛行が行われた
が、途中で失速し、着陸時に大破。
その後、改良が加えらえられることになったが、準備中に終戦を迎えた。
上の写真の手前、オレンジ色の機体が試作機、後ろの機体上面が濃緑色の機体は実戦配備されたことを想定
した架空のバージョン。
チョコエッグ戦闘機シリーズには、このように彩色違いの機種があるのもうれしいところ。
右下に解説部分を切り抜いて貼り付けると、展示作品とキャプションで、いかにもコレクションボックス!